「苦」材で血行を良くして、心臓の働きをスムーズに。
材料
春菊、出し(昆布)、粗糖、醤油、すり胡麻 それぞれ適宜
作り方
①春菊をゆがいて水気を切る。
②「①」を食べやすい大きさに切る。
③出し、粗糖、醤油、すり胡麻を合わせて春菊をあえる。
冬も酢味は大切。「苦」の働きを良くする「酸」で肝臓を労りましょう。
材料
具材…椎茸(今回はビタミンDを補給するために3日間、天日干ししたものを使用しました。乾燥椎茸をもどしたものでもOK)、人参、玉ネギ、ブロッコリー、高野豆腐(サイコロ状)
調味料…出し(昆布)、きび酢、粗糖、濃い口醤油、片栗粉、揚げ油(菜種油) それぞれ適宜
作り方
①具材の野菜は食べやすい大きさに切る。高野豆腐は水で戻しておく。
②出し、きび酢、粗糖、濃い口醤油を合わせて、片栗粉でとろみをつける。
③「①」を揚げ油で素揚げして「②」にあえる。
冷蔵庫につくり置きして「酸」を毎日、食卓に。
材料
カブ、海塩、きび酢、粗糖 それぞれ適宜
作り方
①カブは薄くスライスして、塩でもむ。
②粗糖ときび酢を合わせて「①」にかける。
「甘」と「辛」の漢方デザート。
材料
サツマイモ、きな粉、生姜、甘酒、リンゴ それぞれ適宜
海塩少々、粗糖を入れる場合はお好みで。
写真は、リンゴを身が赤いドラゴンフルーツで染めたものをトッピング。
作り方
①サツマイモは茹でて潰し、きな粉とすりおろした生姜を加える。甘味が足りない時は、粗糖で調整する。
②「①」を団子状に丸めて甘酒をかける。
③リンゴの皮を剥き、食べやすい大きさにカットして、身が赤いドラゴンフルーツの果肉と合わせると染めることができる。
- 分量表示の「適宜」には理由が…。
- 郷田さんのレシピには「適宜」という分量表示が多いと感じませんか?実は、これには理由があるそうです。表示分量に頼りがちになると、自分なりの味の工夫がなくなってしまいがちです。「適宜」は自分で味のイメージを膨らませ、考える機会をつくるためなのです。 塩分や糖質など食事制限がある方も、たし算や引き算をしながら、味のコントロールをしてくださいね。
郷田 美紀子
- ■プロフィール
- ごうだ みきこ/1948年生まれ。 家業である「郷田薬局」の管理薬剤師、百姓。薬局の隣に設けた「薬膳茶房オーガニックごうだ」で病気を薬だけではなく、「五味調和」の考え方を用いた食事で治すことを実践。2009年には宿泊施設「綾ビオスヴィレッジごうだ」をオープン。