「苦」の薬膳で心臓や小腸のケアを。
材料
タケノコ、フキ、出し(イリコ、昆布)、粗糖、薄口醤油、きび酢、片栗粉、揚げ油 それぞれ適宜
作り方
①フキは茹でて皮をむく。タケノコは米のとぎ汁で茹でて食べやすい大きさに切る。
②タケノコは素揚げにする。
③出しに粗糖、醤油、きび酢で味付けして「②」とフキを炊く。
④炊きあがったら最後に水溶き片栗粉を回しかける。
味だけではなく、目でも楽しむ春爛漫。
材料
棒寒天、小さい椿の花(ツツジの花でも可)、粗糖
〔ソース…練り胡麻、炒り胡麻、きび酢、粗糖、味噌〕
〔添えものの白菜巻き…白菜、小松菜、人参〕それぞれ適宜
作り方
①棒寒天を溶かして粗糖を少々加え、製氷皿に流し込んで椿の花を入れる。固まったら製氷皿から取り出し、食べやすい大きさに切る。
②ソース:ソースの材料を混ぜ合わせる。
③白菜巻き:白菜、小松菜、人参を茹でる。白菜を広げて巻き寿司の要領で人参、小松菜を芯にして巻いて、2cmぐらいの長さに切る。
④それぞれソースをつけていただく。
肝を労る「酸」も工夫して食卓に。
材料
セロリ、新玉ネギ、海塩、粗糖、きび酢、胡麻油 それぞれ適宜
作り方
①セロリは薄く、新玉ネギは千切りにして海塩でもむ。
②「①」に粗糖ときび酢を入れて混ぜ、最後に胡麻油を落とす。
- 分量表示の「適宜」には理由が…。
- 郷田さんのレシピには「適宜」という分量表示が多いと感じませんか?実は、これには理由があるそうです。表示分量に頼りがちになると、自分なりの味の工夫がなくなってしまいがちです。「適宜」は自分で味のイメージを膨らませ、考える機会をつくるためなのです。 塩分や糖質など食事制限がある方も、たし算や引き算をしながら、味のコントロールをしてくださいね。
郷田 美紀子
- ■プロフィール
- ごうだ みきこ/1948年生まれ。 家業である「郷田薬局」の管理薬剤師、百姓。薬局の隣に設けた「薬膳茶房オーガニックごうだ」で病気を薬だけではなく、「五味調和」の考え方を用いた食事で治すことを実践。2009年には宿泊施設「綾ビオスヴィレッジごうだ」をオープン。