

生姜や玉ネギを合わせて「苦」材をいただく。
材料
ゴーヤ、赤玉ネギ、生姜、海塩、きび砂糖、米酢 それぞれ適宜
作り方
①ゴーヤ、赤玉ネギ、生姜はスライスして軽く海塩を振っておく。
②「①」を絞って粗糖と米酢で味付けをする。


「甘」の相克にある「鹹」の味噌で腎をケア。
材料
ゴーヤ、ナス、きび砂糖、味噌、炒め油 それぞれ適宜
作り方
①ゴーヤとナスは食べやすい大きさに切る。
②「①」を炒め油で炒めてきび砂糖、味噌で味付けをする。


素材の持ち味を出しと胡麻だけで引き立てる。
材料
モロヘイヤ、モズク、出し汁、胡麻 それぞれ適宜
作り方
①モロヘイヤは茹でて、出し汁と一緒にミキサーにかける。
②モズクは塩抜きをして水を切る。
③「①」「②」を和えて胡麻を振る。


美味しい果実も「鹹」と「辛」で冷え対策。
材料
スイカ、海塩、スパイス、甘酒 それぞれ適宜
作り方
①スイカは食べやすい大きさに切って海塩、スパイス、甘酒をかけていただく。

- 分量表示の「適宜」には理由が…。
- 郷田さんのレシピには「適宜」という分量表示が多いと感じませんか?実は、これには理由があるそうです。表示分量に頼りがちになると、自分なりの味の工夫がなくなってしまいがちです。「適宜」は自分で味のイメージを膨らませ、考える機会をつくるためなのです。 塩分や糖質など食事制限がある方も、たし算や引き算をしながら、味のコントロールをしてくださいね。

郷田 美紀子
- ■プロフィール
- ごうだ みきこ/1948年生まれ。 家業である「郷田薬局」の管理薬剤師、百姓。薬局の隣に設けた「薬膳茶房オーガニックごうだ」で病気を薬だけではなく、「五味調和」の考え方を用いた食事で治すことを実践。2009年には宿泊施設「綾ビオスヴィレッジごうだ」をオープン。