「甘」「酸」「鹹」を合わせてバランスを取る。
材料
サツマイモ(大きいサイズでも可)、昆布出し、米油、きび酢、きび砂糖、薄口醤油 それぞれ適宜
作り方
①サツマイモを米油で素揚げする。サツマイモが大きいサイズの場合は、食べやすい大きさにカットしてから素揚げする。
②昆布だし、きび酢、きび砂糖、淡口醬油を合わせて一煮立ちさせる。
③「①」を「②」に漬ける。
秋の果実は体を冷さない工夫を。
材料
梨、梅肉、梅酢、ピンクペッパー それぞれ適宜
作り方
①梨はサイコロ状にカットする。
②梅肉、梅酢で「①」を和える。
③ピンクペッパーを振りかける。
柿の甘味を生かした旬の酢のもの。
材料
柿、大根、生姜、海塩、きび酢、きび砂糖 それぞれ適宜
作り方
①柿、大根、生姜、それぞれを千切りにして、海塩でもむ。
②きび酢、きび砂糖を混ぜ合わせて「①」にかける。
旬を迎える秋野菜をカラッと天ぷらでいただく。
材料
ナス、サツマイモ、小麦粉、米油(揚げ油) それぞれ適宜
作り方
①ナスとサツマイモは食べやすい大きさに切る。
②小麦粉を水に溶いて衣をつくり「①」を揚げる。
この薬膳は、郷田美紀子さんのお母様(95歳)が料理してくださったスペシャル薬膳。 お母様は毎日「自分も役に立ちたい」という思いで料理をされているのだとか。
家族の笑顔のために体を動かすことが、健康長寿の秘訣のようですね。
- 分量表示の「適宜」には理由が…。
- 郷田さんのレシピには「適宜」という分量表示が多いと感じませんか?実は、これには理由があるそうです。表示分量に頼りがちになると、自分なりの味の工夫がなくなってしまいがちです。「適宜」は自分で味のイメージを膨らませ、考える機会をつくるためなのです。 塩分や糖質など食事制限がある方も、たし算や引き算をしながら、味のコントロールをしてくださいね。
郷田 美紀子
- ■プロフィール
- ごうだ みきこ/1948年生まれ。 家業である「郷田薬局」の管理薬剤師、百姓。薬局の隣に設けた「薬膳茶房オーガニックごうだ」で病気を薬だけではなく、「五味調和」の考え方を用いた食事で治すことを実践。2009年には宿泊施設「綾ビオスヴィレッジごうだ」をオープン。