黒酢で疲労回復!疲れ知らずの体になる理由を詳しく解説

黒酢には、なぜ疲労回復の効果があるのでしょうか。
黒酢といえば、食欲がなくてもさっぱりとおいしく飲める健康食品なので、体の為を思い愛飲している方も多いと思います。
しかし、黒酢はなんとなく体に良いとわかっていても、なぜ疲労回復効果があるのかと疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、黒酢の疲労回復効果について解説していきます。
黒酢が疲労回復に良い理由
黒酢やお酢の酸っぱい味の元は、酢酸やクエン酸をはじめとする多くの有機酸が含まれているためです。
このクエン酸は、人が活動するために必要なエネルギー作る成分です。エネルギーの源である糖質や代謝を促すビタミンB類を一緒に摂取することで身体に吸収されやすくなり、疲労回復やスタミナアップに役立ちます。
また、黒酢には、ロイシンやイソロイシン、バリンといったアミノ酸も多く含まれており、運動後の疲労回復や持続力のアップにも効果があります。
他にも黒酢に含まれているクエン酸やポリフェノールなどが筋肉痛を和らげる効果があるので疲労を緩和させる効果があると言われています。
黒酢で疲労回復するメカニズム
運動などで体を動かしたあとは、体がエネルギー不足の状態になり、疲れたと感じさせます。
この疲れは、エネルギーの源となるグリコーゲンが不足した状態となっているために起こります。
疲労を感じている体に、素早く糖分を補給して、減少したグリコーゲンを再補充する必要があります。
そんな時に黒酢を一緒に摂取すると、グリコーゲンがすぐに補充され、早期の疲労回復に役立ちます。
黒酢には、疲労の指標といわれている乳酸の生成を抑えることも確認されており、その点からも、運動後の疲労回復に糖分と黒酢の組み合わせは効果的とされています。
黒酢は疲れ知らずの体にする
黒酢に限った話ではありませんが、酢全般には腸内の悪玉菌を減らす作用「抗菌作用」があります。
さらに、黒酢に含まれているグルコン酸は善玉菌を活性化させるのに役立つ成分とされ、腸内環境を整える働きがあります。
その結果、腸の血流が良くなり、蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になるので、腸内環境が改善されて便秘の解消やストレスの解消に役立ちます。
また、活性酸素の除去にも役立ち疲れにくい体作りにも貢献してくれるます。
黒酢の上手な摂取方法
黒酢を飲む場合は、商品によっても摂取量は変わってきますが、だいたい1日20㏄~30㏄程を目安に飲むと良いとされています。
ただし、原液のまま摂取してしまうと、酢に含まれている酢酸成分によって消化器官を傷つけてしまう場合があるので注意が必要です。
炭酸水などお好みのもので5~10倍に薄めて飲むと体に優しく摂取することができます。
料理が好きな方は、適量を入れて調理するのもおすすめです。
また、液体の黒酢を飲むのが難しい、抵抗があるという方は、サプリメントで摂取しても良いです。
黒酢サプリであれば、持ち歩きもできるため継続的に黒酢の栄養素を摂るためには実用的です。
黒酢を摂り入れて疲れ知らずの体になろう
いかがでしたか?
今回は、黒酢の疲労回復効果について解説しました。
黒酢の酸っぱさのもとが疲労回復に役立つだけではなく、黒酢には私たちのカラダに欠かせないアミノ酸が豊富に含まれています。
一般的なお酢と比べても黒酢のアミノ酸量は約5倍ともいわれるほど豊富なので、普段の生活に黒酢を摂り入れることで疲れ知らずの体に近づけることができます。
また、他にも黒酢にはさまざまなカラダにうれしい健康効果もあるので、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
記事執筆・監修

アイカ製薬株式会社 代表取締役
大久保 愛
漢方薬剤師/国際中医師/国際中医美容師
幼少よりひどいアトピー性皮膚炎に悩み地元秋田で薬草の勉強をし、のちに薬剤師となる。
その後、体質改善に興味をもち北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学ぶ。
漢方薬局、調剤薬局、エステ、整体などの経営を経て美容・医療の専門家として商品開発・医療ジャーナリスト・企業コンサルなどを行う。
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