サプリメントに使われているステアリン酸カルシウムとは

ステアリン酸カルシウムという成分を聞いたことがありますか?実はこれサプリメントでよく使用されている食品添加物です。
食品添加物=体に害というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?今回はこのステアリン酸カルシウムについて、さらに危険性について書いていきます。ぜひ参考にして下さいね。
ステアリン酸カルシウムとは?
ステアリン酸カルシウムは、食品添加物指定されている成分で、ステアリン酸とパルミチン酸が主成分となっているカルシウム塩なので、この名前が付いています。
高級脂肪酸カルシウム塩の混合物で、白い粉状になっていて医薬品にも使用されています。特にサプリメントでは良く使われている成分です。
食品添加物と体にとっての害あるもの・・思ってしまいますよね。
ステアリン酸カルシウムは本当に安全なのでしょうか?
ステアリン酸カルシウムの用途や役割
ではステアリン酸カルシウムの効果や用途を知っておきましょう。
ステアリン酸カルシウムは、薬剤やサプリメントの
- ・錠剤の形成
- ・成分の安定
- ・固結防止
- ・乳化作用
これらの目的で使用されます。
特に固結防止や乳化作用が有名で、サプリメントや薬の錠剤を形成するときに、粉末状のものが固まってしまわないように、さらに混ざりにくい成分を混ざりやすいように(=乳化)して製品を安定させる効果があります。
サプリメントや錠剤を形成するのには欠かせない成分で、製品の質を安定させ、商品を供給するためには必須の成分なのです。
またサプリメントの原料などをそのまま摂取すると味に問題がある場合があるので、ステアリン酸カルシウムを配合することで、飲みやすくなる効果があります。
ちなみにこのステアリン酸カルシウムは、妊娠・妊活の中の方が服用する「葉酸サプリ」によく使われています。
ステアリン酸カルシウムは安全?
ステアリン酸カルシウムは添加物であると聞くと、体に害があるのではないかと思う方も多いと思います。
ではステアリン酸カルシウムは安全かどうかここでは見ていきます。
ステアリン酸カルシウムは様々なサプリメントや医薬品に長年使われてきているので、比較的安全であると言えます。
が・・!
全く無害であるという、安全性に関する問題は報告されていない、というのが現状で長期摂取によるリスクや、毒性に関するデータも十分ではなく、人体にどのような悪影響があるのかわかっていません。
しかし、体内にほぼ吸収されることがなく、葉酸サプリに使われているくらいなので、その点では安全であるとも言えると思います。そのため過剰に心配はしなくてもよさそうですね。
身体への害について過剰な心配はしなくて良い
ステアリン酸カルシウムは、日頃口にしているサプリメントや錠剤の成分を混ざりやすいようにしたり、成分を安定させる効果あり良く使われているものということがわかりましたね。
食品添加物に認定されていますが、長年使用されているので過剰な心配はしなくても、体に害はなさそうということがわかりました。
しかし、やはり心配、気になるという方は摂取を控えた方がいいでしょう。気になってしまってそれがストレスになってしまい体に悪影響があります。