マルチビタミンの飲むタイミング|飲み方から注意点まで詳しく解説
マルチビタミンは1粒で数種類ものビタミンを身体に吸収することができる栄養機能食品(栄養補助食品)のサプリメントです。
偏食しがちな方や外食の多い方をはじめとした、健康づくりの毎日をサポートしてくれます。
そんなマルチビタミンですが、どのタイミングで飲むと良いのかはあまり知られていませんよね。
そこで今回の記事では、マルチビタミンの飲むタイミングについて解説します。
マルチビタミンの飲むタイミングとは
どのマルチビタミンもそうですが、サプリメントの容器を見ると1日の摂取量の記載しかありません。
そのため、朝飲めば良いのか、夜飲めば良いのか、と迷ってしまいますよね。
サプリメントは医薬品ではないため、基本的に好きなタイミングで飲んでも問題ありません。
しかし、空腹時にサプリメントを飲んでも問題はありませんが、胃が弱い方ですと胃を荒らしてしまうこともあるので、安全に効率よく摂取したい場合は、食後30分以内に飲むのがおすすめです。
食後であれば食べ物と一緒に吸収されるので、吸収率の効率がアップします。
サプリメントの容器などに注意書きなどがないような場合は、食後30分以内に飲むようにすると良いです。
1日の摂取量が2粒の場合は、朝と晩に1粒ずつ、1日の摂取量が3粒の場合は、朝、昼、晩に1粒ずつと工夫して飲むようにすると更に良いです。
マルチビタミンの飲み方
マルチビタミンのサプリメントを飲むためには、なにかしらの水分が必要になります。
サプリメントの容器には飲み方についても特に記載されているものは少ないため、基本的にはどんな飲み物と一緒に飲んでも大丈夫ではありますが、できるだけコップ1杯程度の水かぬるま湯でサプリメントを飲むようにしてください。
水やぬるま湯は、胃を刺激することによって運動を高めてくれるので、栄養素をいち早く小腸へ届けてくれます。
逆にできるだけ控えたいのがお茶やコーヒーです。
カテキンやカフェイン、タンニンなどが必要な栄養素と混ざり合ってしまい吸収率が悪くなってしまいます。
ビタミンごとに摂取タイミングが異なる
ビタミンには、ビタミンB群、ビタミンCなどの水に溶ける性質の水溶性ビタミンと、ビタミンE、D、A、Kなどの脂に溶ける性質の脂溶性ビタミンがあります。
水溶性ビタミンは、朝摂取しても尿から排泄されてしまうので、夕方には不足してしまいます。
そのため、水溶性ビタミンは1日に分けて飲むのが無駄のない摂取方法になります。
一方の脂溶性ビタミンは、体に蓄えることができるので、1日1回でも問題ありません。
マルチビタミンは、これらのビタミンが混ざり合って作られたサプリメントなので、栄養素ごとにわけて飲むことができないため、1日の摂取量を朝と晩などに分けて飲むようにすると良いですね。
サプリは栄養素によって最良のタイミングが変わる
今回の記事で紹介している「マルチビタミン」のサプリメントは、胃腸の働きが活発になっている食後30分以内に摂取することで吸収率が上がるのですが、飲む栄養素によって最良のタイミングは異なります。
運動前に飲むことで高い効果が期待できるものに「アミノ酸」があり、脂溶性の栄養素であるビタミンEやリコペンなどは、油を含んだ料理と一緒に飲むことで吸収が増します。
このように、サプリメントには、運動前に飲む方がより高い効果が期待できるもの、運動後の方が良いもの、空腹時が良いものなどがあります。
また、酸性度の高いものやカルシウムなどのアルカリ性のものは、空腹時に飲むと、胃腸に負担をかける場合があるので注意が必要です。
まとめ
今回は、マルチビタミンの飲むタイミングについて紹介いたしました。
サプリメントの栄養素ごとに最適な飲むタイミングは異なりますが、マルチビタミンは食後30分以内に飲むことで吸収力を高めて、より高い健康効果を得ることができます。
摂取する場合は、容量を守りながら、1日の食事に合わせて分けて飲むようにしましょう。