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はんなり通信

鬼は外♪ 福は内♪ 節分の豆まきや恵方巻にはどんな意味があるの?【はんなり通信vol.140】

こんにちは!
花菜スタッフの野田です。

あっというまに1月も残りわずか。
つい先日新年を迎えたばかりな気がするのですが…
なんだか時の流れが早く感じます。

さて、来たる2月3日は節分ですね。
すっかり定番の季節行事となっていますが、豆まきをしたり、恵方巻を食べる予定はございますか?
今回のはんなり通信は節分をテーマにお届けしたいと思います!

節分ってどんな行事?

「節分」とは、その漢字も示しているように「季節を分ける」という意味があります。
昔は春が一年の始まりとされていたため、大切な節目だったようです。

節分の起源のひとつに、邪気を祓い無病息災を祈る「追儺(ついな)」という行事が挙げられます。
追儺は中国発祥と言われていますが、日本においては、飛鳥時代に疫病の流行により多くの百姓が亡くなった際に、陰陽道(おんみょうどう)の行事として取り入れられたと言われています。
平安時代には大晦日の夜に行われる宮中行事とされ、目に見えない人々の心に潜む鬼(疫鬼)を追い払う儀式として行われました。
しかし、宮中行事としては徐々に衰退し、いつしか鬼を祓い無病息災を願う「節分」という行事として庶民の間に広まったと言われています。

節分に豆まきをする理由

豆まきが始まった時期は明確ではありませんが、追儺に豆まきが取り入れられるようになり、南北朝時代には「鬼は外、福は内」と唱えられていたことがわかっています。
この掛け声は言葉の通り、鬼(邪気)を追い払って、福を呼び込むものですが、鬼を祭った神社や鬼が地名に付いた土地などにおいては、鬼を悪とみなさずに「鬼は内、福は内」「福は内、鬼も内」というように唱えるところもあるようです。

また、かつては豆だけでなく、米や麦、粟などもまかれていたようですが、大豆は厄落としのほか、疫病などの病除けのまじないにも多く使用され、「魔を滅する=魔滅(まめ)」という意味も込めて、大豆が主流になったと言われています。

ちなみに節分の豆は穢れや厄災を負うものなので、そこから芽が出ることのないように、炒った豆を使うのが良いそうですよ!

節分に恵方巻を食べる理由

今では節分の定番となっている恵方巻。
ルーツは江戸時代から明治時代の大阪、花街で節分のお祝いをして商売繁盛を祈り、食べたことから始まったと言われています。
当初は恵方巻きという名前ではなく、「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれ、「七福」にちなんで7つの具を入れて巻くことが多かったようです。
丸ごと一本を一気に食べることで福を逃さずにいただく、という意味を込めて、無言でまるごとかぶりつく文化が定着しました。

また、恵方とは「歳徳神(としとくじん)」という神様がいる場所を指します。
その年の福を司る歳徳神は、毎年居場所が変わるため、恵方も変わります。

私たちは毎年変わる歳徳神がいる方角を向いて、福に恵まれることを願って恵方巻を食べているんですね!

節分は古くから伝わる無病息災と福を願う行事

今回は節分をテーマにその歴史背景をご紹介しました。
ちなみに今年の恵方は、北北西だそうです!
私も恵方巻を買って、黙々と丸かぶりする予定です(笑)
ぜひ皆さまも節分の歴史を思い浮かべながら、無病息災を願い、福に恵まれた一年を過ごしてくださいね。

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