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食だより

旬のタケノコ、唐津VS京丹波、食べくらべ!!【2022年4月号】

吉田 が書きました!

春爛漫。ひと言に春と言っても、4月は初夏の陽射しを感じる日が多くなり気温もグッと上がってきます。温かくなるにつれ、旬の顔ぶれも変わっていくので食べる楽しみが尽きませんね。

この時期は、何と言ってもタケノコ!もう、食べましたか?
時期を逃すと実が固くなりアクも強くなるので、早めに楽しみたいものです。

4月から「九州マルシェ」でご紹介しています「筍まぜごはんの素」「筍の煮物」は、この春の旬のタケノコだけを使ったこの季節だけの限定商品です。

タケノコの産地は品質の良さでは定評のある佐賀・唐津と京都・京丹波の2カ所のものをご用意しました。

タケノコのおいしさは鮮度が命。
アクによる苦み、渋み、えぐみを極力出さないようにするために、朝収穫して、すぐにアク抜きするのがポイントです。

唐津、京丹波、どちらのタケノコも工場に近い農家さんの協力を得て、朝掘りして近接した工場へ直行。
鮮度に裏打ちされた特長のある味わいなので、くらべがいがありますよ。

まぜごはんの素は、炊き上がったご飯に具材と調味液を入れて混ぜるだけ。
煮物は、袋から出してそのままいただけます。
どちらも手軽ですので、忙しい方には嬉しいですね。

お届けは、採れたての旬のタケノコを使用するため、4月下旬以降のお届けとなりますが、ご予約はお早めにお願いします。

自然の甘味と歯ごたえが自慢の佐賀 唐津のタケノコ。

玄界灘に面した唐津は、日本三大松原で知られる特別名勝「虹ノ松原」を有する風光明媚な町です。
白砂青松の眼前には豊かな海の恵みをたたえる唐津湾が広がる一方、背景には脊振山系の美しい山なみが連なっています。

「佐賀 唐津の筍まぜごはんの素」のタケノコは、手つかずの自然が多く残る背振山系の「七山」地域の竹林で栽培。
農薬や肥料は一切使用せず、自然に生えてくる筍だけを使用しています。

一つひとつ手掘りで収穫したタケノコを、すばやくアク抜きをするためタケノコ独特のほんのりとした甘味がそのまま残っているのが特長です。
歯ごたえが抜群に良く、シャキシャキ感がしっかり楽しめるのも唐津のタケノコならではです。

唐津生まれのタケノコは唐津の調味料で。

城下町であり海産、農業ともに活発な歴史を持つ唐津は、古くから豊かな食文化を育んできました。
市内には、老舗の酒造メーカーや醤油醸造所などが多く残り、今でも市民の食を支えています。

同じ水、同じ空気で育ったもの同士の相性が良いことは言うまでもありません。
「佐賀 唐津の筍まぜごはんの素」の味付けに使用している調味料は、地元唐津産のものを使用しています。
タケノコの風味を最大限に活かす片口イワシと鶏がらの合わせ出しに酒は、鳴滝酒造の「聚楽太閤(じゅらくたいこう)」、醤油は味噌と醤油の老舗である宮島醤油を使用しています。

「白子たけのこ」の異名をもつ京丹波のタケノコ。


 
京都府の中部、丹波高原に位置する京丹波町。数ある京都のブランド産品の中でもその品質の高さから「黒ダイヤ」の異名を取る黒大豆の発祥の地として知られています。

京丹波が食の宝庫といわれる理由は、夏は冷涼で昼夜の寒暖差が大きく、秋は深い霧が立つなど農産物の育成に適した気候と肥沃な土壌にあります。

今月「九州マルシェ」に登場した「京丹波の筍」も京丹波が誇る名品の一つ。約1200年前、弘仁年間(810〜823年)に長岡郡海印字寂照院の開祖、道雄上人が唐から持ち帰ったとされている孟宗竹は、京都の気候と肥沃な土壌に育まれ、色の白さとお刺身ができるほどの柔らかさから「白子たけのこ」と呼ばれています。

手間ひまかけて育む伝統の味わい。

京の食文化の伝統を担う京丹波のタケノコは、手間ひまかけて育てられます。冬場に古い竹を間引き、タケノコ畑一面に藁を敷いてその上に土入れをするという手間のかけよう。
重労働だそうですが、品質の高い京丹波のタケノコを育てるためには欠かせない作業だそうです。

こうやって育てられた京丹波のタケノコは、みずみずしくて風味や香りが強いのが特長。食文化を大切に守ってきた京の風情が、食卓に漂ってきそうです。

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