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食だより

夏を乗り切る宮崎の知恵、郷土料理・冷や汁【2022年5月号】

吉田 が書きました!

夏がやってきました。気温も湿度も高い梅雨から、太陽が照りつける真夏〜残暑の時期まで夏って長いですよね。

それに加えて近年、夏場の最高気温が観測史上初の高温を記録することも珍しいことではなくなり、年々過酷さを増しているように感じます。
暑さ対策はしっかりしたいものですね。

今回ご紹介するのは、暑い時期に元気をくれる九州マルシェの「冷や汁の素」です。

ご存知の方も多いと思いますが「冷や汁」は南国・宮崎の郷土料理。汗をいっぱいかいた後、栄養満点の「冷や汁」をサラッといただくことで夏バテも解消!
宮崎の夏の一日は、「冷や汁」に始まり「冷や汁」で終わるといわれるほど愛されているそうです。

焼き魚と胡麻の香ばしい香りにだし汁の旨み。

「冷や汁」は、ご飯に宮崎の近海で獲れた小魚の干物や味噌、胡麻などをすり鉢で擦ってつくった出しをかけて夏野菜と一緒に食べる冷たいごはん。今流行の「ぶっかけ」の元祖と言えるのかも…?

家庭料理として伝わってきたので、使う材料は家庭によってさまざまです。出しに豆腐を入れる家庭があったり、魚の種類もカエリチリメンや焼いたアジやカマス、トビウオ、タイだったり…。

以前、宮崎に行って「冷や汁」のお話しを聞かせていただいたお宅では、真夏になると朝食の「冷や汁」に氷を入れて冷た〜くして食べると言われてました。
食欲のない朝でも、これならサラサラ入って行くそうですよ。

カンタンに見えて、実は手間のかかる料理。

一見、ご飯に具沢山のお味噌汁をかけただけ?
と、勘違いする人がいますが、とんでもない!
「冷や汁」は、簡単そうに見えて手間がかかる料理なんです。

手を抜かずに作ろうと思うと、このような手順になります。

①まずアジなどの魚を焼き、身をほぐして骨を丁寧に取り除きます。
②すり鉢で白胡麻を擦り、ほぐした魚の身と味噌を入れて擦り合わせます。
③これをすり鉢の内側にまんべんなく塗り付けて、炭火の上に逆さまに伏せて味噌の表面に少し焦げ目がつくくらいに炙ります。
④焼いた味噌を出し汁で溶いて、味噌汁より濃い目の汁に仕上げ、冷たく冷しておきます。
⑤小口切りしたキュウリなどの夏野菜をご飯に乗せ、冷たくした④をかけていただきます。
(作り方は農林水産省 うちの郷土料理より)

九州マルシェの「冷や汁の素」なら水で溶くだけで本格的な味に!

最初からつくるのは大変だけど、おいしい冷や汁が食べたい!という方にご紹介したいのが九州マルシェで販売している「冷や汁の素」です。

イワシの煮干し、米味噌と麦味噌の合わせ味噌を摺り合わせた出しに胡麻、ピーナッツを加えた風味豊かな一品。宮崎特産の切り干し大根のほのかな甘さと食感もやさしいアクセントになっています。

しかも、保存料や化学調味料不使用なので、小さなお子さまにも安心してお召し上がりいただけます。

作り方は、超カンタン!小口切りのキュウリやミョウガ、細切りの青シソや生姜をご飯に乗せて水で溶いた「冷や汁の素」を注ぐだけ。お好みで、手で軽くつぶした豆腐を入れてもいいですね。

昨年は売り切れ続出の大人気!今年も好評のうちにスタートしました。

昨年の夏は大人気で、夏の終わりを待たずに売り切れてしまい大変ご迷惑をおかけしました。
今年は、入荷時期を早め数量もできるだけ確保しましたが、すでにご好評をいただいおります。

今年の夏も暑くなりそうです。本格的な夏がくる前に、食欲不振を解消してくれる「冷や汁の素」の準備、もうお済みですか?

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