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食だより

幻のオレンジ「ゴールドクイーン」に出会う日【2022年10月号】

吉田 が書きました!

季節特有の揺るぎやすい体調に必要なものとは?!

昼間は9月上旬の暑さかと思いきや、夜はグッと気温が下がり寒暖の差が大きいのがこの季節の特長です。実はこの記事を書いている今日も夜と昼間の温度差がなんと10度!
予報では、この週末はまた気温が上がって27〜28度になる予報が出ており、目まぐるしく変わる気温に、まわりでは体がついていけず体調を崩す人も少なくありません。

古くから日本では、季節がもたらすこのような体調への影響を和らげ、サポートしてくれる食べものがあります。
それは、ミカンやオレンジなど柑橘系の果実!

ミカンのお話は前号でしましたので、今回はオレンジにスポットを当ててみたいと思います。

爽やかな甘さが特長のオレンジには、免疫力を上げるビタミンCが豊富に含まれています。ミカンとオレンジでビタミンCの含有量を比較するとミカンは35mg、オレンジは40mg。
このミカンに劣らない含有量が、秋から冬にかけて揺るぎやすい体調を健やかに保ってくれる秘密なのです。
さらに、粘膜を保護し、肌の調子を整える働きも!女性にはうれしい限りですね。

限られた生産量の希少な「金色の女神様」。

一年を通して店先に並んでいる印象のオレンジですが、そのほとんどは輸入品。オレンジの主要品種であるバレンシアはアメリカ、カリフォルニア産のものが多く、旬は5月〜10月。8月〜10月に出回るのは南アフリカ産で、10月〜3月頃出回るオレンジはオーストラリア産が多いようです。

輸入オレンジは一年中、手頃な価格で手に入れることができますが、収穫後に防カビ剤のイマザリルなどが果皮に塗布されたものがほとんど。そのため、家庭でジャムなどにするときは、やはり国産を選びたいという人もいらっしゃるのでは?

私もその一人で、オレンジを選ぶ時は国産が大前提。搾ってジュースにしたいので果汁をたっぷり含み、できるだけ農薬を使用しないで育てられたオレンジが理想なのです。

そんな私の願いを叶えてくれたのが「ゴールドクイーン」でした。

ついに、出会ったのです!

このオレンジ、国産の中でも際立ったおいしさからすでに話題になっているのだとか。
ゼリーのような果肉と高い糖度…。収穫量が少ないため希少な存在と聞くと、期待はMAXに膨らみます。

ゼリーのようにとろけるやわらかな果肉!

ゴールドクイーン」を手に持つとズッシリとした重み!
この重さこそが、果汁がたっぷり入っている証拠です。
果皮はとても薄く、薄皮もあることを感じさせないぐらいの薄さなので、剥くよりナイフで切ってスプーンですくうように食べるのがおすすめ。
ナイフで半分に切った「ゴールドクイーン」を手に持ち、少し力を入れただけで果汁が滴り落ちてきそうです。

そして、なにより驚いたのは果肉を口に入れると、まるでゼリーのようにとろけてしまうほどのやわらかさ。

ゴールドクイーン」は「清見」「温州みかん」「オレンジ」の掛け合わせ品種で、減農薬栽培で育てられているそうです。

噂通りのおいしさに大満足。

自宅用としてはもちろんですが、このクオリティなら贈り物にしても喜んでいただけそうです。

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