骨を作るビタミンD3!効果や効能は?摂取量や副作用は?

ビタミンD3はあまり聞き慣れないビタミンですが、実は私達の体の基本となる骨に関係しているビタミンです。
今回はこのビタミンD3の効果や効能さらに、1日の摂取量について見ていきます!ぜひ読んでみて下さいね。
ビタミンD3とは?
まずはビタミンD3について簡単に書いていきます。そもそも「ビタミンD」自体あまり聞きなれないビタミンの種類ですが、このビタミンDは太陽を浴びることによって作られるビタミンで、「太陽のビタミン」と呼ばれることもあります。
このビタミンDは、ビタミンD2とビタミンD3の化合物があり、ビタミンD3は動物に多く存在していて、これが私達の皮膚にある7-デヒドコレステロールが太陽に当たる→肝臓で活性型ビタミンD3の前駆体になる→膵臓で水酸化されるという流れを経てビタミンD3が完成します。
ビタミンD3は動物性の食べ物に多く含まれていて、レバー、鮭、鰯、さんま、ぶり、かつおなどから摂取することが出来ます。
ビタミンD3の効果や効能は?
ではビタミンD3にはどのような効果があるのか見ていきましょう!
①骨粗しょう症の予防
ビタミンD3に限らず、ビタミンDには、腸管でカルシウムの吸収を促進して、骨の形成を助ける効果があります。
体の基礎となる骨や歯を作るのに欠かせない成分で、積極的に摂取することで、骨粗しょう症や、骨軟化症の予防に繋がります。
②運動機能の向上
ビタミンD3には、血液中のカルシウム濃度を一定に調節して、神経伝達や筋肉の収縮を正常に行う作用があります。そのため、ビタミンD3を積極的に摂取している方は、足の運動機能が高く、転びにくかったり、バランスをしっかり保てることがわかっています。
ビタミンD3の1日の摂取量!
ビタミンD3は成人男性、女性ともに1日 「5.5μg」の摂取が推奨されています。
これは焼き鮭でいうと100gあたり38.4μg含まれているので、1枚食べれば簡単にクリア出来てしまう数値です。
日本人の場合日照に恵まれていて、普段生活していればビタミンD3が不足することはないので、過度に心配する必要はありません。
しかし、なかなか外に出る機会が少なくなる高齢の方、仕事も会社の中で休みの日もほとんど家にいるという方は、意識してビタミンD3を摂取することが大切です。
ビタミンD3が不足すると、カルシウムの吸収が低下し、低カルシウム血症になり、骨が軟化したり、骨粗しょう症になりやすくなります。
子供の場合、骨の成長障害の原因になるので注意が必要です。
ビタミンD3の過剰摂取による副作用に注意!
ビタミンD3を過剰に摂取すると、高カルシウム血症が起こることがわかっています。高カルシウム血症が起こると、血管の壁や心臓、肺に多量のカルシウムが沈着してしまい、腎機能障害、嘔吐、食欲不振といった症状が出てきます。
過剰摂取といっても焼き鮭を5枚毎日食べるなど極端な摂取のことをいうので、普段生活している分では過剰摂取による副作用については心配しなくていいでしょう。
体の骨を支えるビタミンD3!屋内派の人は意識して摂取しよう!
あまり聞き慣れないビタミンD3ですが、実は体の基礎となる骨に関わっているビタミンということがわかりましたね。
また太陽の光に当たることで生成されるビタミンでもあるので、普段屋内派という方や、高齢でなかなか外に出る機会がないという方はぜひ意識して摂取することをおすすめします。何年も元気でいるためには、まずは骨をケアすることが大切です。