八月、葉月。今年は梅雨明けが早かった分、夏が長く感じられます。
しかも、気温は連日30度を越え、日中35度に達する日も珍しくありません。こう暑いと、夏の乾きを癒してくれるアイスコーヒーや仕事の後のビールがいっそうおいしく感じられ、取り過ぎてしまうという方も多いのでは？

漢方の「五味調和」では、アイスコーヒーもビールも体を冷す「苦」の仲間です。取り過ぎてしまうと心臓に負担がかかるばかりか、腸内環境も悪くしてしまいます。
季節に関係なく、体内は温めておくことが健康の秘訣。生姜やニンニク、青シソなど「辛」の食材は、体を温め、体内に溜まった余計な水分を外に排出する働きがありますので、薬味などで上手に取りたいものです。

暑い暑いと言っていても、立秋を過ぎると空や風、植物に少しずつ秋の気配。夏の疲れを次の季節に持ち越さないためにも、毎日の食を大切にしながらお過ごしくださいね。

令和四年八月　株式会社花菜
代表取締役　吉田眞弓