夏の疲れが出やすいこの時期、15種類の薬膳で体を整える。
- 1.大根の酢のもの
- 綾産ドラゴンフルーツで色付けした「酸」の一品。
- 2.ヒジキのサラダ
- 「鹹」のヒジキに「辛」の玉ネギ、「甘」と「苦」両方の性格を持つピーマン3種を和える。味付けは出汁、きび酢、醤油。
- 3.プチトマトと甘酢玉ネギ
- 「甘」「酸」「辛」の取り合わせ。
- 4.ゴーヤと玉ネギの甘酢和え
- 「酸」「苦」「甘」「辛」をバランス良く。
- 5.カボチャの南蛮
- 旬のカボチャ「甘」を南蛮風に。作り方は「Recipe2」に。
- 6.高野豆腐のふくめ煮
- 高野豆腐と人参「甘」、玉ネギ「辛」、青菜「苦」を含め煮に。
- 7.酢ゴボウと酢人参
- 「苦」のゴボウ、「甘」の人参、「酸」のきび酢の取り合わせ。
- 8.キュウリと生姜の酢のもの
- 「甘」のキュウリと「辛」の生姜を「酸」の酢のものに。
- 9.玉ネギのカレー風味
- 冷えを飛ばす「辛」の薬膳。
- 10.キノコの醤油煮
- 旬を迎えた「甘」のキノコを「鹹」の醤油で煮る。
- 11.桜色おから
- 「甘」のおからを綾産のドラゴンフルーツで色付け。
- 12.秋ナスと生姜の香味炒め
- 「甘」の秋ナスは「辛」の生姜、玉ネギ、ニンニクと一緒に。作り方は「Recipe3」に。
- 13.蒸したサツマ芋
- 冬に向けて根菜で滋養を。
- 14.ニラ入り出し巻き卵
- 「甘」の卵と「辛」のニラの取り合わせ。
- 15.旬野菜のかき揚げ
- 人参やナス、ニラなど多彩な野菜をかき揚げで。
カボチャをさっぱり南蛮酢でいただく。
材料
カボチャ、赤パプリカ、揚げ油、きび酢、きび砂糖、薄口醤油 それぞれ適宜
作り方
①カボチャと赤パプリカは食べやすい大きさに切る。
②揚げ油で「①」を素揚げする。
③きび酢、きび砂糖、薄口醤油を合わせて南蛮酢を作り、「②」をサッとつける。
今が旬の秋ナス「甘」を「辛」「鹹」の食材と一緒に。
材料
秋ナス、生姜、玉ネギ、ニンニク、昆布出汁、醤油、油 それぞれ適宜
作り方
①秋ナスは食べやすい大きさに切る。
②生姜、玉ネギ、ニンニクをみじん切りにする。
③昆布出汁と醤油を合わせておく。
④フライパンに油を敷いて弱火で「②」を炒め、香りが立ってきたら「①」を加えて炒める。
⑤秋ナスがしんなりしてきたら「③」を加えて味付けをする。
- 分量表示の「適宜」には理由が…。
- 郷田さんのレシピには「適宜」という分量表示が多いと感じませんか?実は、これには理由があるそうです。表示分量に頼りがちになると、自分なりの味の工夫がなくなってしまいがちです。「適宜」は自分で味のイメージを膨らませ、考える機会をつくるためなのです。 塩分や糖質など食事制限がある方も、たし算や引き算をしながら、味のコントロールをしてくださいね。
郷田 美紀子
- ■プロフィール
- ごうだ みきこ/1948年生まれ。 家業である「郷田薬局」の管理薬剤師、百姓。薬局の隣に設けた「薬膳茶房オーガニックごうだ」で病気を薬だけではなく、「五味調和」の考え方を用いた食事で治すことを実践。2009年には宿泊施設「綾ビオスヴィレッジごうだ」をオープン。