五月、皐月。“皐”は神様に捧げる稲という意味で、早苗を植える早苗月（さなえづき）が略されて“皐月”となったといわれています。

春から初夏にかけての二十四節気にも穀雨、芒種など稲作に関係する言葉が見られるように、日本人は古くから主食である米づくりを暮らしの中心に据えていたことが垣間見えます。
昨今、お米の価格が高騰し何かと騒がれていますが、時代がどう移り変わろうとも、私たちにとってお米は日本の風土が生んだ大切な食べもの。たまにはパン食もいいけれど、必然の食としてお米を守り育て、次代に繋いでいきたいですね。

初夏の陽気に誘われて、野山を散策したり野外スポーツでうっすらと汗をかくのが気持ちいい季節です。
折角なら、おにぎりのお弁当を持ってゆっくりと過ごしてみては。おかずは梅干しだけで十分。梅干しは、初夏になると負担が大きくなる肝臓に働いてくれるので体が喜びますよ。

令和七年五月　株式会社花菜
代表取締役　吉田眞弓