体を温めてくれる旬の根菜をたっぷり。
材料:2人分
昆布…2枚、干し椎茸…3枚、イリコ…3g、カボチャ…1/2個、ジャガ芋…4個、人参…1本、きび砂糖…大さじ1/3、ミリン…大さじ2、濃口醤油…大さじ2
作り方
①カボチャの種、ワタを取り除き皮をむいて食べやすい大きさに切り、面取りをしておく。
②ジャガ芋は皮をむき、食べやすい大きさに切って面取りをしておく。
③人参は皮をむいて斜め切りにする。有機野菜を使用する場合は皮をむかずにそのままでOK。
④鍋に昆布と干し椎茸、「①〜③」までの材料、材料が隠れるぐらいの水を入れて煮る。
⑤材料に火が通ったらきび砂糖、ミリン、濃口醤油で味つけをしてしばらく煮込む。火を止めたらカボチャとジャガ芋の全量の半分をポタージュ用に取り分ける。
煮ものの材料をポタージュにも使う一石二鳥のレシピ。
材料:2人分
前出の「季節野菜の煮もの」で作ったカボチャとジャガ芋の煮ものを全量の半分取り分ける。「季節野菜の煮もの」の煮汁…大さじ2〜3、豆乳…300cc、海塩と胡椒は適宜
作り方
①カボチャとジャガ芋、「季節野菜の煮もの」の煮汁、豆乳をミキサーにかけて、鍋に移しかえ火にかける。
②温まったら火を止めて塩・胡椒をして味を整える。
「鹹」の食材を上手に取って免疫力アップ。
材料:2人分
乾燥カットワカメ…適宜、生姜…一かけ、塩麹・きび砂糖・きび酢…それぞれ適宜
作り方
①乾燥カットワカメは水でもどして水切りをしておく。
②生姜はせん切りにする。
③ワカメと生姜を塩麹でもんで、軽く絞ってからきび砂糖、きび酢で味を付ける。
秋の味覚、キノコの風味が生きる簡単お助けメニュー。
材料:2人分
エリンギ…100g、ヒラタケ…100g、ピーマン…1/2個、薄口醬油…小さじ1、海塩・胡椒…適宜、片栗粉…大さじ1
作り方
①エリンギとヒラタケ、それぞれ1/4の分量をみじん切りにしてお湯で煮る。火が通ったら薄口醤油で味付けをして、水溶き片栗粉でとろみをつけてあんを作る。
②ピーマンは細切りにしておく。
③残りのキノコは手で裂いておく。オリーブオイルでキノコを炒めて、ピーマンも加え海塩・胡椒で味を整える。
④「③」に「①」をかけていただく。
- 分量表示の「適宜」には理由が…。
- 郷田さんのレシピには「適宜」という分量表示が多いと感じませんか?実は、これには理由があるそうです。表示分量に頼りがちになると、自分なりの味の工夫がなくなってしまいがちです。「適宜」は自分で味のイメージを膨らませ、考える機会をつくるためなのです。 塩分や糖質など食事制限がある方も、たし算や引き算をしながら、味のコントロールをしてくださいね。
郷田 美紀子
- ■プロフィール
- ごうだ みきこ/1948年生まれ。 家業である「郷田薬局」の管理薬剤師、百姓。薬局の隣に設けた「薬膳茶房オーガニックごうだ」で病気を薬だけではなく、「五味調和」の考え方を用いた食事で治すことを実践。2009年には宿泊施設「綾ビオスヴィレッジごうだ」をオープン。