花菜

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今月の薬膳

やさしい春の陽射しに誘われて、外出する機会が増えました。
この時期に気をつけなければいけないのは肝機能の乱れ。
今月は「肝」を労る薬膳を中心にご紹介します。

冬の間、室内で過ごすことが多かった分、うっすらと汗をかく程度の運動は気持ちがいいものです。
漢方の世界でも軽い運動をすすめているので、天気の良い日には、咲き誇る花々を楽しみながら野外の散策を楽しんでみるのもいいですね。
体が動くようになると、負担がくるのは肝臓です。肝臓と深く関係しているのは「酸」。
この時期に、体が自然と酸っぱいものを欲するのは、「肝」を労るためなのかもしれません。
甘夏や日向夏などを酢のものやデザートで意識的に「酸」をいただきましょう。
「酸」を摂りすぎると、その相克にある胃や脾臓の働きに関係する「甘」もダメージを受けてしまいます。
「酸」を摂る時には蜂蜜や粗糖、人参、椎茸、豆などの「甘」を摂るように心がけましょう。

春の香 まぜご飯

春の香 まぜご飯

五味調和の理に叶った伝統食。

材料

・五分づき米
・具材:インゲン、ゴボウ、生姜、竹の子、人参、椎茸、胡麻、チリメン、卵、コンニャク(白)、鶏肉、粗糖 それぞれ適宜
・調味料:ミリン、白出し醤油、醤油、米油、胡麻油 それぞれ適宜
・すし酢:昆布とイリコ出し…大さじ5、きび酢…大さじ5、きび砂糖…大さじ2、塩…小さじ1

作り方

①インゲンは下茹でをして斜め切りにしておく。卵は錦糸卵にする。チリメンは胡麻油で炒めておく。その他の具材は小さく切る。
②フライパンに小さく切った具材を炒めながらミリン、粗糖、白出し醤油で味つけをして、最後に醤油で味を引き締める。
③すし酢の調味料を混ぜて、炊きたてのご飯にあえて、「②」と胡麻油で炒めたチリメンを加えて混ぜる。
④インゲン、錦糸卵、胡麻を散らす。食べる時は、全体を混ぜ込んでいただく。※写真は菜の花と小さな椿の花で彩りを加えています。

菜の花の酢のもの

菜の花の酢のもの

季節の野草を酢のもので。

材料

菜の花、海塩、きび砂糖、きび酢 それぞれ適宜

作り方

菜の花は塩で揉んで、きび砂糖、きび酢で味をつける。

具沢山のお味噌汁

具沢山のお味噌汁

野菜たっぷりのお味噌汁は食の基本。

材料

大根、白菜、椎茸、ゴボウ、豆腐、昆布とイリコ出し、味噌 それぞれ適宜

作り方

①大根、白菜、椎茸は食べやすい大きさに切る。ゴボウはササガキにする。豆腐はサイコロに切る。
②昆布とイリコ出しに「①」を入れて炊く。具材が煮えたら火を止めて味噌を溶く。

金柑の天ぷら

金柑の天ぷら

油で揚げるて甘味アップ!

材料

金柑、小麦粉、海塩、揚げ油 それぞれ適宜

作り方

①金柑は二つに割り、種を取る。
②小麦粉で天ぷら粉をつくり、海塩を加える。
③金柑に衣をつけて揚げ油で揚げる。

甘夏の甘酒あえ

甘夏の甘酒あえ

昆布だしで味に深みを。

材料

甘夏…適宜、玄米(1合)、昆布出し(炊飯器の目盛り4合分)、
米麹(300g)

作り方

①炊飯器で炊いた玄米に、米麹と昆布出しを加えてよく混ぜる。
②炊飯器の温度を60度に保ちながら約6時間置いておく。
③甘夏の果肉に甘酒をかけていただく。

薬膳コラム

分量表示の「適宜」には理由が…。
郷田さんのレシピには「適宜」という分量表示が多いと感じませんか?実は、これには理由があるそうです。表示分量に頼りがちになると、自分なりの味の工夫がなくなってしまいがちです。「適宜」は自分で味のイメージを膨らませ、考える機会をつくるためなのです。 塩分や糖質など食事制限がある方も、たし算や引き算をしながら、味のコントロールをしてくださいね。
郷田 美紀子
郷田 美紀子
■プロフィール
ごうだ みきこ/1948年生まれ。 家業である「郷田薬局」の管理薬剤師、百姓。薬局の隣に設けた「薬膳茶房オーガニックごうだ」で病気を薬だけではなく、「五味調和」の考え方を用いた食事で治すことを実践。2009年には宿泊施設「綾ビオスヴィレッジごうだ」をオープン。