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お役立ち健やかコラム

マルチビタミンの副作用と正しいマルチビタミンの選び方

マルチビタミン

多種類のビタミンをまとめて一度に飲むことができる「マルチビタミン」。

健康のために毎日飲んでいる方も多いのではないでしょうか。

身体の中のビタミンが足りなくなるとあちこちに障害が起こってくるので、摂取することはとても大切なのですが、摂り過ぎには注意が必要です。

今回の記事では、マルチビタミンの摂り過ぎによる副作用とマルチビタミンの選び方について詳しく解説します。

マルチビタミンとは

疑問 女性
ビタミンは誰もが必要な栄養素です。

ビタミンには、水に溶ける「水溶性ビタミン」と油に溶ける「脂溶性ビタミン」に分けられ、水溶性ビタミンは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの9種類で、脂溶性ビタミンは、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの4種類があります。

一般的に売られているマルチビタミンは、13種類すべて入っているものから11種類だけのものなどさまざまです。

ビタミンは体内で作ることができない微量栄養素なので、食事などで摂取するのが一般的ですが、20世紀のはじめごろに、ビタミンが欠乏すると脚気のような命にかかわる病気を引き起こす物質として発見されてから、栄養素の概念を革新し、健康補助食品としてマルチビタミンが販売されるようになりました。

ビタミンは有機分子であり、炭素とその他の原子がつながってできています。

一般的に売られているマルチビタミンには、ビタミンとミネラルが含まれています。

マルチビタミンの副作用

副作用
水溶性のビタミンは、カラダに不要な分は汗や尿として排出されるので食事から摂取するようなことで過剰症となる心配はほとんどありません。

しかし、サプリメントなどで大量摂取するような場合は、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸が稀に過敏症を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

ビタミンB2やビタミンB6を摂り過ぎると、稀にしびれや痒みが出ることがあります。

成人の方で1日500mgの過剰摂取を続けた場合は、痛みなどの神経障害や肝臓結石、感覚障害などが起こるケースもあるので注意が必要です。

また、ナイアシンを過剰に摂り過ぎた場合は、全身にかゆみを伴ったり、皮膚の炎症、吐き気、嘔吐、便秘、下痢などの症状や肝機能障害を起こす可能性があります。

葉酸の過剰摂取では、発熱、じんましん、神経障害などの症状が現われたり、亜鉛の吸収が悪くなり、味覚障害などが現れたりすることがあるので注意が必要です。

脂溶性ビタミンの摂り過ぎには注意が必要

ビタミンAやEなどの「脂溶性ビタミン」を過剰に摂ると、体の脂肪分に蓄積されて重大な副作用を引き起ことがあります。

脂溶性ビタミンの中でもっとも過敏症になりやすいのがビタミンAで、大量摂取によって起こる症状には、頭痛、吐き気、物が二重に見える、手足が腫れてむくむ、毛が抜ける、皮膚が赤くなる、発疹が出るといった症状があります。

また、喫煙者がビタミンAを摂り過ぎると、肺がんの危険性が高まるといったデータもあります。

マルチビタミンは、脂溶性ビタミンの摂り過ぎにつながる危険があるので、マルチビタミンを飲むような場合は、必ず1日の容量を守るようにして下さい。

1日の容量をしっかりと守りながら、普通に食事をするだけであれば過敏症の症状が現われることはありません。

マルチビタミンの選び方

マルチビタミンの選び方
マルチビタミンを毎日の生活に取り入れる場合は、13種類のビタミンがバランスよく配合されたものを選ぶようにしましょう。

さらに、生活習慣病の予防成分として注目されているDHA・EPAが配合されているものを選ぶことで、美容や健康をサポートする力が増します。

ビタミンとDHA・EPAはとても相性が良く、DHA・EPAはせっかく体内へ摂り入れても酸化しやすいといった特徴があるのですが、ビタミンが一緒に配合されていることで、酸化する前にすばやく体内へとり込んでくれます。

また、美容の悩みや不規則な生活になりがちな方は、ビタミンCの働きを助けてくれる「ヘスペリジン」が配合されているものもおすすめです。

ヘスペリジンを発見したのはビタミンCの発見者でもある「セント・ジョルジ博士」なのですが、ヘスペリジンをカラダに摂り入れることで、血流改善、免疫力のアップ、血管力アップ、くま・くすみの改善、肌質改善、むくみ改善、脂質代謝改善、抗酸化力の増加、自律神経のバランスを整えるといった作用があります。

マルチビタミンを選ぶ際は、

  • 13種類のビタミンがバランスよく配合されたもの
  • DHA・EPAが配合(DHA・EPAサプリと一緒に摂取する)
  • ビタミンCの働きを助けるヘスペリジン

このポイントを抑えて選ぶようにすれば、美容と健康をしっかりとサポートしてくれます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、マルチビタミンの摂り過ぎによる副作用とマルチビタミンの選び方について詳しく紹介してきました。

マルチビタミンに限った話ではありませんが、どんな栄養素であっても大量に摂取することで過敏症を起こす危険性があります。

しかし、適切な量を守って摂ることで、カラダにさまざまな健康・美容作用をもたらしてくれるので、毎日の生活の中にマルチビタミンを摂り入れてみてはいかがでしょうか。

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