花菜

マイページ
お役立ち健やかコラム

大豆イソフラボンは太る?摂り過ぎによる症状から健康作用まで解説

大豆イソフラボンは女性ホルモンと密接に関係した栄養素が含まれているため、毎日しっかりと摂取している方も多いと思います。

しかし、大豆イソフラボンは摂り過ぎてしまうと「太る」ことがあるので注意が必要です。

なぜ、大豆イソフラボンを摂り過ぎると太るのか、また、大豆イソフラボンを摂り過ぎた場合にみられるその他の症状、大豆イソフラボンのカラダにうれしい効果まで詳しく見てみましょう。

大豆イソフラボンの摂り過ぎは太る

大豆イソフラボンの摂り過ぎは太る
大豆イソフラボンには、女性ホルモンの「エストロゲン」と同じような機能性を持っているため、女性の美肌作用や月経前症候群(PMS)の緩和、骨粗鬆症などの予防などに効果的です。

しかし、大豆イソフラボンは大量に摂取すれば良いというわけではなく、摂取量を守ってカラダへ摂り入れる必要があります。

大豆だけに言えることではありませんが、どんな食品でも食べ過ぎてしまうとカロリー過多になり太る危険性があります。

大豆は、乾燥大豆で100gあたり約420kcal、ゆで大豆で約200kcalあります。

大豆イソフラボンの1日の摂取量は70~75mgなので、納豆だと2パック、豆腐だと約300gという計算になります。

この量を守って摂取すれば太る原因を回避することができます。

また、大豆イソフラボンを摂取して太りたくないということであれば大豆を直接摂取するのではなく、大豆イソフラボンの栄養素のみを凝縮したサプリメントを摂取するのがおすすめです。

大豆イソフラボンの摂り過ぎによる悪影響

悪影響
大豆イソフラボンは、女性にとって特にカラダに欠かせない栄養素です。

しかし、摂り過ぎてしまうと太る以外でもカラダへ悪影響を及ぼす可能性があります。

ホルモンバランスの乱れ

 
大豆イソフラボンには女性ホルモンのエストロゲンに似た働きが期待できます。

しかし、イソフラボンの過剰摂取は、逆にホルモンバランスを乱してしまう可能性があります。

このホルモンバランスが乱れてしまうと、肌荒れとして症状が現われたり、月経時の異常の原因となったり、自律神経を乱してしまう危険性があります。

女性にとって大切な栄養素だからと言っても、過剰摂取になるような摂り方は控えるようにしましょう。

下痢の症状

大豆イソフラボンの原料である大豆には不溶性食物繊維が豊富に含まれています。

腸の働きを促す効果があるので適度な量の摂取は良いのですが、過剰に摂取してしまうと下痢などの症状が現われることがあるので注意が必要です。

これは腸内で水分を吸収することで膨らみ、腸のぜん動運動が活発になることが原因で起こります。

そのため、胃腸などが強くないような方は、大豆の食べ過ぎには注意するようにしてくださいね。

カラダのアレルギー症状

大豆でアレルギー反応を起こす方はもちろんですが、大豆にアレルギーをお持ちでないような方でも過剰摂取によってアレルギー反応を起こす場合があるので注意が必要です。

もし大豆を摂取することでカラダに何かしらの症状が現われるような場合は、医師に診てもらうようにしましょう。

適量摂取による大豆イソフラボンの効果

適量摂取による大豆イソフラボンの効果
上でも説明してきたように、大豆イソフラボンは1日の摂取量を守ってカラダに摂り入れることでさまざまな美容・健康効果を得ることができます。

肌の調子を整える

大豆には良質なタンパク質が豊富に含まれています。

タンパク質はカラダに摂り入れることで分解されてアミノ酸として吸収されます。

大豆に含まれているアミノ酸は、体内で作ることができない必須アミノ酸で構成されているため、適切な量を摂取することで、肌の調子を整えてくれます。

大豆には他にも、ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれているため、いつまでも若々しい肌を保ちたい方にもおすすめの食材です。

更年期障害の緩和

大豆製品を体内へ摂り入れることで、腸内で大豆イソフラボンに含まれるダイゼインが代謝されてエクオールが作られます。

エクオールには、女性ホルモンに似た働きをする「エストロゲン様作用」、エストロゲンが過剰に分泌されているときにその作用を抑える「抗エストロゲン作用」、男性ホルモンの一種、アンドロゲンの働きを抑える「抗アンドロゲン作用」、カラダのサビを抑える「抗酸化作用」があります。

また、大豆イソフラボンの代謝物であるエクオールの研究が進むにつれて、更年期障害の改善作用などが報告されています。

健康をサポート

大豆1粒には、さまざまな栄養素が詰まっています。

良質なタンパク質をはじめ、脂質、糖質、各種ビタミン類、葉酸、マグネシウム、カルシウム、リン、カリウム、鉄、亜鉛と栄養素の種類がとても豊富です。

それに加えて、大豆の持つ機能性成分も豊富に含まれているため、細胞の構成に欠かせない「レシチン」、抗酸化作用を持つ「サポニン」、善玉菌のエサとなる「オリゴ糖」、さらに女性に必要な成分の「イソフラボン」などが含まれているため、しっかりと健康をサポートしてくれます。

まとめ

今回は、大豆イソフラボンを摂り過ぎると太るのか、また、大豆イソフラボンを摂り過ぎた場合にみられるその他の症状、大豆イソフラボンのカラダにうれしい効果まで詳しく紹介しました。

大豆は1粒あたりの栄養価が高いため、大豆イソフラボンをカラダに摂り入れる目的で過剰に摂取してしまうと太る原因となってしまうことがあります。

しかし、摂取量を守って摂ることでカラダにうれしいさまざまな健康作用をもたらしてくれるので積極的に摂り入れるようにしてくださいね。

LINEで送るLINEで送る