麦芽糖の効能や原料、気になる副作用について教えます
麦芽糖という名前を聞いたことはありますか?
実は私達が普段口にしている食べ物にも含まれていることが多く、日々体の中に取り入れているものです。
今回は麦芽糖の効能についてご紹介します。
安心して摂取できる成分なので、ぜひ知っておきましょう!
麦芽糖とは?原料は何?
麦芽糖(ばくがとう)とは、マルトールと呼ばれている成分のことで、デンプンが消化するときに発生し、甘さがあるのが特徴です。
本来は麦芽とデンプンを合わせて作ったもので大麦由来ですが、近年はとうもろこしから作られていることが多いようです。
麦芽糖は、麦を発芽させることで、もやしのような形状になります。
発芽させたものには、ジアスターゼという酵素が含まれています。
デンプンはブドウ糖の分子がたくさん繋がったもので、これがジアスターゼと合わさったものが麦芽糖です。
麦芽糖が「ブドウ糖が2分子結合した二糖類」と言われるのは、このような成り立ちによるものです。
麦芽糖の効果・効能は?
麦芽糖にはどのような効能があるのでしょうか?
麦芽糖の効果や効能について見てみましょう。
①便秘解消効果
麦芽糖は、赤ちゃんの便秘薬にも使われていて、ブドウ糖に分解されないため便秘解消効果があります。
麦芽糖の発酵作用が腸の蠕動運動を促進するので、自然なお通じが起こります。
②虫歯予防
麦芽糖は人工甘味料ではなく、赤ちゃんにも使える栄養素で、甘さも少ないかつカロリーも少ないです。
虫歯になりにくいので、虫歯予防効果があります。
小さい子供のおやつには、特に麦芽糖のものを使用するといいかもしれませんね。
③ダイエット効果
麦芽糖は、一般的な砂糖に比べて甘さが半分程度、さらに低カロリーで腸で吸収されないという特徴があります。
そのためダイエット中に甘いものが食べたいとなったときの強い味方と言えます。
また体への吸収が穏やかで、血糖値が急激に上がるのを防ぐので、この点からもダイエット効果が期待できます。
麦芽糖を多く含む食べ物は?
では麦芽糖を多く含んでいる食べ物はどんなものがあるのでしょうか?
麦芽糖が多く含まれている食品は以下のようなものがあります。
- ・麦芽
- ・水飴
- ・はちみつ
- ・赤飯
- ・精米
- ・ゆでた麺類
- ・さつまいも
特にさつまいもや水飴に多く含まれてるようです。
ビールを作るときに使用される「糖」も麦芽糖ですね。
麦芽糖の過剰摂取は禁物
麦芽糖は、例えばさつまいも1本など適量を守ればダイエットや便秘に効果を発揮し、体に嬉しいことばかりですが、なんでも食べ過ぎは禁物です。
では過剰摂取は体にどのような悪影響があるのでしょうか?
①アレルギー反応が出る可能性
大麦アレルギーやシリアリック病をがあるという方は、要注意。
麦芽は大麦由来のためとうもろこしだけでなく、大麦を使用している場合もあります。
過剰に摂取するとアレルギー反応が出てしまう可能性があります。
②逆に太る
麦芽糖は糖類の中でカロリーが低く甘みも少ないです。
しかし、だからといって食べすぎてしまうと、いくら甘みが少なく低カロリーでも、糖分であることに変わりはないので、中性脂肪を蓄積さえ肥満を引き起こし糖尿病の原因にもなります。
麦芽糖は適度に取り入れて便秘を解消!快適な毎日を
麦芽糖は欠乏することで体に何か影響があるかはわかっていませんが、食べ過ぎは太ってしまう原因になるので、適量を摂取することが大切です。
ぜひ毎日適度に取り入れて、便秘を解消し、体に毒素を溜めないようにしましょう!