はんなり通信
七月、文月。梅雨が明けると本格的な夏が訪れます。
福岡では、夏を告げる「博多祇園山笠」が三年ぶりに開催されることになり、久しぶりに長法被で町を歩く男衆の姿が見られるようになりました。
山笠は、七百七十年以上も続く博多の伝統的なお祭り。七月十五日の追い山までの期間中、市内各所には「飾り山」が飾られ町は華やかさと活気で勢いづきます。
博多にとって、山笠は夏の風物詩。
夏になると当たり前のように行われていたお祭りが二年前、新型コロナウイルスによって突然中止になった時、少なからずショックを受けました。「当たり前に続くことなど一つもないんだな…」と。
平穏な日常は、そこに沢山の努力があったり支えてくださる方がいらっしゃるお陰で生まれるものなのかもしれません。
ようやく訪れた夏の喜びに感謝をしつつ、平凡に勝る幸せはないのではと思う今日この頃です。
令和四年七月 株式会社花菜
代表取締役 吉田眞弓