DHAとEPAとはどんな成分?脳や血液に与える効果とは?
魚から摂取できる栄養素といえば、DHAやEPAをイメージする人も多いかもしれません。
「魚を食べると頭が良くなる」という歌のフレーズを思い出した人もいませんか?
では、実のところ、このDHAとEPAとはどのような成分でしょうか?
そして、どんな効果を与えてくれるのかについて、お伝えしていきます。
脳や血液という体の大切な部分に影響を与える成分なので、ぜひ健康的な毎日を過ごしたい人は、参考にしてくださいね。
魚に多く含まれる?DHAとEPAとは?
青魚に含まれているイメージがあるDHAとEPA。
実際にこれらの成分はどのようなものでしょうか。
そして、それぞれの違いも見ていきましょう。
DHAとはどんな成分?
DHA(ドコサヘキサエン酸)とは、人間の体の中からはほとんど作り出すことができない必須脂肪酸の一つです。
そして、オメガ3脂肪酸とも呼ばれます。
脂肪酸とは簡単に言えば脂質、油を構成する元になるもののことです。
DHAは、脳の海馬や大脳皮質に多く存在している他、目や心臓、子宮や精子の中にも存在しています。
わたしたちの健康に欠かせない成分です。
主に、脳や神経の働きに関係しています。
母乳にもこのDHAは含まれている成分で、子どもの発育に必要とされています。
EPAとはどんな成分?
EPA(エイコサペンタエン酸)もDHAと同じく、必須脂肪酸の一つで、オメガ3脂肪酸と呼ばれる成分です。
しかし、DHAとEPAは働く部分が異なります。
EPAは、皮膚に多く含まれ主に血液に関して働きます。
EPAもDHAも青魚に多く含まれていますが、働きがそれぞれ違うということを覚えておきましょう。
そして、DHAと同じく、体内で作り出すことができないので、食べ物などで摂り入れていく必要があります。
DHAの効果や効能とは?
では、具体的にDHAはどのような効果や効能をもたらすのでしょうか?
主に脳に関係していることを先ほど述べましたが、次のような効果が期待できるとされています。
子どもの脳の発達に良い影響
DHAは母乳にも含まれていると述べた通り、子どもの成長に欠かすことができ脳や神経の発達に影響を与える成分とされています。
DHAは、子どもの脳機能の向上を図る働きがあると言えるでしょう。
子供たちに「青魚を食べなさい。頭が良くなるよ」というのは事実で、成長途中の子供たちには大変必要な成分だということですね。
記憶力の維持やアップ
DHAの効果は子供だけではありません。
大人も記憶力の維持をしたり、アップさせたりするのに効果的だったとする研究データがあります。
どうしてそのような結果が得られるのでしょうか?
摂取されたDHAは脳内に届くと、細胞膜を柔らかくして、シナプスを元気にさせ、脳の神経細胞の感度をアップさせる働きがあるからだと考えられます。
認知症の予防や記憶力の低下予防に、DHAを活用してみましょう。
EPAの効果や効能とは?
では、EPAにはどのような効果や効能があるのでしょうか?
血液をサラサラに!動脈硬化予防
EPAには血液をサラサラにするという効果があります。
血栓が作られるのを防ぐことから、心筋梗塞や脳梗塞などの予防にもなるでしょう。
また、血液の中にある悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させ、善玉コレステロールを増やす働きもあります。
そのため、動脈硬化の予防にもつながるとされていて、生活習慣病の予防となるでしょう。
アレルギー症状を緩和
EPAにはさらにプロスタグランジンという炎症やアレルギーの原因となる物質を減らしてくれる働きもあります。
そのため、花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の緩和に効果が出ることもあるでしょう。
精神を安定させる効果
さらに、精神的にもEPAは良い影響を与えてくれます。
情緒安定を促し、うつ症状やイライラ感を緩やかにするという効果があると見られているのです。
体に良い効果があるだけでなく、メンタル的な作用もあるので、ストレスが多い現代人にとって、EPAはぜひとも摂取したい成分、不足しないようにしたい成分と言えるのではないでしょうか?
食品の選び方と摂取量と副作用について
では具体的にDHAとEPAはどんな食品から摂ることができるでしょうか?適度な摂取量や摂り過ぎると副作用があるかどうかについて見ていきましょう。
青魚から摂取しよう!
やはり青魚に多く含まれているので、青魚から摂ることをおすすめします。
DHAとEPAが多い青魚は、サバ、いわし、ブリ、マグロの脂身、はまち、サンマなどです。
食生活の中にこうした青魚を積極的に取り入れてみましょう。
できるだけ新鮮で、脂がのっている魚を選んでください。
生で食べると含有量が多いとされていますが、調理したものでも摂取することができます。
自分で調理するのが大変という人は、缶詰を活用するのも良いかもしれません。
適度な摂取量は?副作用の心配はなし?
厚生労働省によると、DHAとEPAの摂取目安量は1日1gとされています。
マグロの刺身だと2~5切れ、はまちだと3~5切れぐらいです。
3g以上食べると、下痢や吐き気、鼻血などの症状が出ることがありますので、取り過ぎに注意しましょう。
血液をサラサラにする作用があるので、血液凝固剤などの薬を飲んでいる人や、血液が止まりにくい人も注意が必要です。
DHAとEPA入りのサプリを活用しよう!
青魚が苦手、調理は大変、もっと手軽にDHAとEPAを摂取したいという人は、サプリを活用することをおすすめします。
口コミなどでも人気の商品をご紹介します。
花菜「DHA・EPAきらしずく」
花菜というメーカーが販売しているサプリです。
1日分の摂取量4粒に672㎎のDHAとEPAの含有油が配合されているため、1日分の必要量に近い分を摂取することができます。
他にも、アスタキサンチンやビタミンE、クリルオイルなどが配合されていて、健康的な毎日を過ごすのをサポートする働きをしてくれるサプリです。
魚不足の人はぜひ試してみるのはいかがでしょうか?1日4粒を目安として飲みます。
1袋120粒入りが毎月お届けコースに申し込むと、初回限定で980円(税別)送料別で購入可能です。
通常価格は、6,120円(税別)となっています。
http://hanna.hideandseek.co.jp/dhaepa/
ファンケル「DHA&EPA」
健康食品メーカーとして有名なファンケルのサプリです。
1日5粒を目安として摂取しますが、その中にDHAとEPAが500mg配合されています。
さらにオリーブ葉エキスも入っているため、高い抗酸化力を発揮し、DHAが酸化するのを守ってくれるように設計されているのも特徴的です。
1袋30日分150粒入りが1,750円(税込)送料別で購入可能です。
https://www.fancl.co.jp/Items/Detail?category=02&item_code=5208a
DHAとEPAで大人も子供も毎日を元気に!
DHAとEPAとはどのような成分なのか、効果や摂取方法などについてもお伝えしましたが、参考になったでしょうか?
子供たちにも大人にも、脳を活性化させるのに必要な成分ですし、生活習慣病の予防などにも必要な成分です。
毎日の食生活で青魚を積極的にメニューに取り入れましょう。もしくは、DHAとEPAを効率的に摂取できるサプリを活用するのはいかがでしょうか?
DHAとEPAの力で、毎日、脳の冴えわたる元気な日々が続きますように!