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食だより

糖度40度って、どういうこと〜?!蔵出し「紅はるか」【2022年11月号】

吉田 が書きました!

1年を通して人気のサツマイモスイーツ。

秋も深まり、絶好の紅葉狩りシーズンになりました。
この頃になると秋の味覚はいっそう冴え、食の楽しみはmaxに!
旬の味わい、楽しんでいますか?

松茸、栗、カボチャ…。そして忘れてはならないのが国民的人気を誇るサツマイモです。
今や干し芋や焼き芋は、秋にとどまらず1年を通して人気ですよね。
東京では2020年ぐらいからサツマイモスイーツ専門店なるものが次々にオープンし、お芋ブームが巻き起こっているようです。

実は今、焼き芋の第4次ブームといわれています。
一般財団法人 いも類振興会 狩谷昭男理事長「野菜事情」2015年11月号「焼きいもブームの歴史とその背景」によると、1995年に流通系の機械メーカーが開発した「焼き芋オーブン」が登場したことにより、本格的にスーパーなどでの販売が広がっていきました。
この流れを後押ししたのが、品種改良で登場した安納芋や紅はるかなど新しい食感のサツマイモ人気でした。この波が全国に波及し、2003年より現在の第4次焼き芋ブームが始まったとされています。

焼き芋や蒸し芋にすると驚きの糖度に…。

従来の焼き芋は、ホクホクとした食感が特長でしたが、安納芋の登場によりねっとりとした食感が受け、焼き芋のイメージが変わりました。

今回ご紹介する「紅はるか」も “ねっとり系”の一つ。
その特長は、強い甘みを持ちながら後味が上品なことと、お芋の形や色がきれいなことです。

おいしさの秘密は「紅はるか」の誕生にあります。
紅はるか」は、(独)九州沖縄農業研究センターが皮色や食味に優れる「春こがね」と外観が優れる「九州121号」を交配させてできた新品種。

両親の良いとこ取りをして誕生した「紅はるか」はとても甘みが強く、焼き芋時には糖度がなんと40度以上にもなる超絶スイートなのです。

糖度が高いのに上品な味わいで後味がスッキリしているのは、糖質の中でも麦芽糖が占める比率が高い傾向にあるといわれています。
焼き芋や蒸し芋にするだけでスイートポテトのような味わいになり、しかもスッキリとした甘さなので食後にデザートで食べても十分いけてしまいます。

もちろん、調理用としても活躍。輪切りにして天ぷらにしたり、ペーストにしてお菓子の材料にしたり幅広くお楽しみください。

熊本・鹿児島で栽培された「紅はるか」を40日以上寝かせてお届け。

今回の「紅はるか」は、熊本県大津町と鹿児島県鹿屋市の契約農家さんが減農薬で丹誠込めて栽培した中から厳選したものをお届けします。

サツマイモは収穫した後、最低40日以上貯蔵しないと十分な甘みがのりません。そのため、一度に大量出荷ができない場合がありますのでご了承の上、ご注文くださいね。

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